ダラムCCC

ダラム・クリケット（Durham Cricket）は、ECB（イングランド・ウェールズクリケットボード）内の18の一流カウンティクラブの一つです。1992年に一流クリケットに参入して以来、クラブは3回のカウンティ・チャンピオンシップと2回のワンデイカップの優勝を果たしています。2020シーズンでは、ダラム・クリケットはカウンティ・チャンピオンシップのディビジョン2に参戦し、前シーズンにわずかに満たなかった昇格を目指しています。

ダラム・クリケットは1882年に設立され、クリケットクラブはダラムの歴史的なカウンティを代表しており、チェスター・ル・ストリートのエミレーツ・リバーサイドでクリケットを開催しています。この有名なスタジアムは、いくつかの国際試合を開催していますが、カウンティクリケットの中でも景色の美しい会場の一つとして評価されています。

ダラム・クリケットは、一流チームとして確立する前に、イングランドのマイナーカウンティとして前例のない成功を収めました。1976年から1982年にかけて、クリケットクラブは連勝記録を65試合まで伸ばし、今日まで破られていない記録となっています。この成功を受けて、クラブは1989年に一流チームの地位を目指しました。1991年に一流チームの地位が授与され、ダラム・クリケットは70年ぶりの新しいカウンティとなりました。

ダラム・クリケットの最大の成功期間は、2007年から2009年にかけてであり、クラブは3つの主要なトロフィーを連続して獲得しました。最初は2007年のワンデイカップで、ダラム・クリケットはロードズ・クリケット・グラウンドで行われた雨の中での決勝でランナーズアップのハンプシャーを125ランで圧倒しました。続くシーズンでは、2008年と2009年に連続してカウンティ選手権を制しました。2007年にもランナーズアップとなった後のこの連勝は、その時期におけるカウンティの支配力を示しています。さらなる成功は2013年にもあり、ダラム・クリケットは3度目のカウンティ選手権を獲得し、6シーズンで3つのカウンティ選手権を制覇しました。

2016年シーズンは、ダラム・クリケットがディビジョン1で4位に終わりましたが、ECBからのペナルティにより降格するという失望の結果となりました。この後、カウンティ・クリケットの頂点に戻ることはまだありませんが、特に外国籍選手のキャメロン・バンクロフトのキャプテンシーの下で、将来性を示しています。